

認知症の人や認知症の人を抱える家族の現状を正しく理解し、日常的に寄り添える人が必要です。「認知症ライフパートナー2級」では、認知症ケアの現場で必要な知識や技術を身につけます。
日常生活の中でできる回想法をはじめ、音楽や植物を用いたさまざまな関わり方は認知症の人にはもちろん、ケアにかかわる人や家族にとっても、生活改善や心を癒すことに繋がります。さらに生活習慣病の改善、認知症予防、QOL(生活の質の向上)にも繋がります。また、制度の活用、生活の基盤となる安全で安心に暮せる生活環境にの在り方について理解し、アドバイスすることができる一段上の専門的知識や技術が身につけられます。
※「応用検定」は「2級」に名称変更になります。
「認知症ライフパートナー 2級」では、認知症ケアにかかわるために必要な専門知識と症状の対応について理解をするとともに、認知症の人に対するアセスメント手法やコミュニケーション手法を身につけていきます。
認知症の人が今まで生きてきた背景や趣味活動など、回想法をはじめとしたさまざまなアクティビティを用いたケアの実践ができるように環境を整え運営できる人材、また身体的ケアと合わせてメンタルケアにも視点を置いた認知症ケアに対応できる人材を養成します。
認知症ケアに 当たるために必要な認知症の基本的ケアの考え方、認知症ケア手法、在宅や施設などの現場で即戦力になる認知症ケアのために役立つ知識が 身につけられます。
認知症ケアに必要な中核症状の理解とBPSD(行動・心理症状)のさまざまな症状の理解、生活上にみられる障害の理解と対応の仕方、運動など、アクティビティを用いた認知症予防について理解します。また、認知症の人に対する家族の役割や認知症についての理解が重要になります。認知症と生活習慣、認知症と生活習慣病(高血圧・糖尿病等)を改善することで、認知症予防に繋がることについて修得します。
地域において多様な症状を持つ認知症の人に対するケア、家族のケア、認知症予防などについて地域において身近なところで助言や調整ができる専門職が求められる中、これらに対応できる専門職を目指す人のために必要な知識が身につけられます。
この検定の特徴でもある認知症の人のための「アクティビティ・ケア」には、回想法、音楽療法、園芸療法をはじめ動物、散歩・運動、化粧・アロマ セラピー、料理などを用いたケアがあります。
これらの「アクティビティ・ケア」を実施することにより認知症の人の五感を刺激し、脳の活性化や心身機能の維持に役立ちます。その人の楽しみや生きがいに 繋がり、また、本人がアクティビティの中で「役割を持つ」ことで、認知症の人の生活の改善に繋がりQOL(生活の質)の向上にも繋がりますから、そのため に必要な専門知識を修得します。
また、アクティビティを用いた認知症ケアを実践するために必要な、計画・実施・評価に関する手法や進め方などの知識や技術を身 につけます。
この検定のもう一つの特徴となる生活の基盤である住環境についてその知識や意義を学びます。
わが国の住環境は、高齢者や認知症の人にとって、決してやさしい住環境とは言えないのが現状です。転倒事故などにより寝たきりや認知症が悪化する例などは、多々起きています。このような住宅内事故をなくすために、介護力を軽減するために、必要な専門知識や手法についてアドバイスできる対応力、認知症の人や家族の生活改善にも繋げることができるスキルを身につけます。
また、認知症の人を支える家族やそこにかかわる専門職が、国の施策や制度を活用するために理解しておく必要がある内容で、認知症の人の生活に総合的にかかわり支援できる専門職として活動するために役立つ知識が身につけられます。
試験時間 | 14:00〜(制限時間2時間) ※2・3級の併願受験も可能です |
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受験会場(予定) | 【8会場:夏期・冬期実施】 札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・岡山・福岡・熊本 ※ ※受験会場の詳細は受験票でお知らせします。 ※会場ごとに定員に限りがあり、ご希望に添えない場合がございます。 |
受験料 | 10,500円 |
受験資格 | 学歴・年齢・性別・国籍による制限はありません。 |
試験方式 | マークシート式試験 |
合格基準 | 100点満点とし、70点以上をもって合格とします。 |
出題基準 | 「改訂2版 認知症ライフパートナー検定試験 2級公式テキスト」から出題されます。 |
※「認知症ライフパートナー」及び「改訂2版 認知症ライフパートナー検定試験」は、商標登録です