認知症ライフパートナーとは、認知症の人に対して、これまでの生活体験や生き方、価値観を尊重し、日常生活をその人らしく暮らして行けるように、本人や家族に寄り添い、サポートできる人です。
言葉によるコミュニケーションが充分機能しない認知症の人にとって、その意味を理解し、納得して、ものごとにあたることは困難なため、傾聴技術や回想法をつかい、その人が好む音楽や園芸などといったアクティビティの活用が大きな役割を担います。
また、認知症ケアの専門職としては、認知症の人の状況把握ができるスキル、コミュニケ―ション能力、アクティビティ・ケアのプログラムを運営できる力を身につけることが必要になります。ケア現場においても企業においても、正しい判断で業務を遂行することができるようになります。認知症の人の生活を混乱させないためには、最も身近にいる家族やケアに拘わる専門職が、認知症という病気のために起こるさまざまな症状の対応の仕方を理解しているかどうかにかかっています。
認知症ライフパートナーは、これらの基本的な対応が日常的に出来ているかどうかを振り返りながら、活動していくために常に自分自身を切磋琢磨し、業務に反映させていく姿勢が「認知症ライフパートナー」としての役割です。
※「認知症ライフパートナー」及び「認知症ライフパートナー検定試験」は、商標登録です
基本的な知識やコミュニケーション手法を学ぶ検定試験「認知症ライフパートナー検定試験 3級(旧:基礎検定)」についてご説明します。
介護・福祉現場の経験者に必要な認知症やアクティビティ・ケアの知識や技術を学ぶ「認知症ライフパートナー検定試験 2級(旧:応用検定)」についてご説明します。
アクティビティ・ケアプログラムの立案、実践、運営・評価ができる専門職の育成と、認知症ケアにおいて指導的役割をもつ専門職「認知症ライフパートナー検定試験 1級(新設)」についてご説明します。
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