検定試験

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認知症ライフパートナー検定試験 1級

認知症の人や家族に対する心理的支援、認知症の早期発見、認知症予防など、専門職として信頼される対応が出来るようになるためには、深い専門知識と判断力、コミュニケーション能力、情報収集能力、マネジメント能力が求められます。
とくに、業務の中で指導的役割を果たすには、より深い認知症に関する専門性とコミュニケーション技術、コーディネート力、マネジメント力が求められます。また、専門技術のひとつとして「アクティビティを用いたケア」があります。アクティビティ・ケアプログラムの立案、実践、運営・評価ができる専門職の養成、および地域包括ケアシステムの中で活用できる新しいケアの考え方や手法をもち、後進の指導にもあたることができるリーダーの養成をめざします。
※2016年度より新設


認知症ケアにおいて指導的役割をもつ専門職

「認知症ライフパートナー1級」では、認知症の人や家族に対する心理的支援など、専門職として信頼される対応が出来るようになるために必要な、認知症に関する深い専門知識と判断力、コミュニケーション能力、情報収集能力、マネジメント能力を身につけます。

また、認知症の人の生活支援をしていくためには、すべて専門職のみに依存することは、難しい社会背景があり、その解決方法として社会の人材資源を活用することも必要になります。 新たな人材育成のためには、教育が必要となり「認知症ライフパートナー1級」の指導者としての役割が求められます。それらを担うためには、アクティビティを用いたケアの企画・計画・運営・評価が出来る専門職としての能力と技術を持つことが必要となります。

「認知症ライフパートナー1級」では、認知症の人の生活支援や家族支援において、地域包括ケアの中で活用できる「認知症の専門知識」+「アクティビティ・ケア」という新しいケアの考え方や手法をもち、後進の指導にも当たれるリーダーの養成をめざす知識が身につけられます。


地域包括ケアと早期発見、地域包括ケアと家族支援

地域包括ケアシステムの中での「地域包括ケアと認知症ケア」「地域包括ケアと早期発見」「地域包括ケアと家族支援」にも視点を置き専門知識や技術を身につけ、さらに活動の場を広げ、後進を育てる役割を果たすために「認知症ライフパートナー1級」の専門職として必要な実銭力を修得します。
地域包括ケアシステムの機能を活用し、関連する地域との連携のもと具体的に認知症ケアを実現するのに役に立つ専門職の、早急な養成が必要という現状があります。
そのためには、認知症の人を理解したうえでのアクティビティ・ケア、認知症の早期発見、家族支援などを実行していくために地域の住民や施設、病院、公的機関と連携することが求められます。「認知症ライフパートナー1級」では、認知症の人への支援方法、制度の活用など認知症ケアの実践に活かすために必要な知識が身につけられます。


認知症予防と生活改善に繋がるアクティビティ・ケア

「認知症ライフパートナー検定試験」の特色でもある「アクティビティ・ケア」について、在宅ケアを視野に入れた暮らしの中でできる認知症予防や認知症ケアに役立つ、さまざまなアクティビティの特徴や効果について、それぞれが持つアクティビティの知識と意味を理解します。

まず、生活習慣病を防ぐための生活改善の方法、認知症ケア・認知症予防における家族の理解と役割、家族支援について考察します。さらに、具体的に認知症予防に繋がるアクティビティを用いたケアを実施するために必要なアセスメント、環境因子、計画や進め方、実施後の評価方法などを修得します。

「アクティビティ・ケア」を進めるうえで必要な専門知識と技術を持ち即戦力となる専門職として、活動するために必要な技能やコーディネート力、指導的役割を担うための知識や技術が身につきます。


アクティビティ・ケアの実践と進め方

アクティビティ・ケアの実践編では、アクティビティ・ケアを進めるうえで基本となる「回想法を用いたケア」「音楽を用いたケア」「植物を用いたケア」「運動を用いたケア」「香り(アロマ)を用いたケア」「料理を用いたケア」「趣味を生かしたケア」などについて、それぞれのアクティビティ・ケアの計画、準備、進め方、留意点、効果、評価方法について、アクティビティ・ケアの現場での実践をしている専門家の協力のもと、それぞれの専門分野での経験に裏打ちされた専門知識や技術を身につけます。

それぞれのアクティビティの専門知識や計画の立て方、認知症の人の状態を知るために必要なアセスメントの記入の仕方、計画の進め方、進める中での認知症の人とのコミュニケーションのとり方、実施中のリスクへの対応、実施後の評価の仕方について、ケア現場で役立つ手法について修得します。今後、アクティビティを用いた認知症ケアの専門職、指導者として、現場で活動していくために役立つ内容となっています。


認知症の人の住宅・施設の居住環境

「認知症ライフパートナー1級」のもうひとつ特色として、他の検定資格にはない、高齢者や認知症の人が安全に最後まで自分らしく暮らしていくための「福祉住環境、施設の生活環境」、デイサービス、認知症カフェなど「高齢者、認知症の人の居場所づくり」を実現するために必要な専門知識や技術を身につけます。また、高齢になっても住み続けられる住まい、住宅内事故防止のための住宅内部位ごとのバリアフリー化、住宅周辺の環境整備、住宅改修などについて、専門職としてアドバイスできる人材として必要な知識や技術を身につけます。認知症ケアの専門職であるとともに、生活の基盤となる住まい、住環境、住まい方についても理解している総合的な専門職、指導者を目指すための知識が身につけられます。


認知症ケアのために必要な制度の理解と活用

認知症ケアにかかわる専門職として、制度を利用する家族の相談役として、施策や制度の有効な活用を理解しておく必要があります。地域社会の中の住民、公的機関、施設、病院、それぞれの専門職が連携し、認知症ケア、家族支援に取り組み、そのために知っていなければならない介護保険制度の活用、認知症の人と後見人制度や認知症の人と権利擁護の利用を必要とする認知症の人が増えてくる社会背景があります。その相談や専門家に繋ぐ役割が出てきます。

そのためには、制度の内容の理解と活用方法が必要になります。地域包括ケアシステムの仕組みやそれぞれの機関との連携について、認知症の人やその家族を支援する上で専門職として理解し、情報を持っていることが求められます。地域のコーディネーターとしての役割も担える専門職「認知症ライフパートナー1級」として、そして指導者として活動するために必要な知識が身につけられます。




検定試験 募集要項

2020年度「認知症ライフパートナー検定試験」 募集要項
試験時間 前半10:00〜(制限時間2時間)後半14:00〜(制限時間2時間)
受験会場(予定) 【5会場:冬期のみ】札幌・東京・名古屋・大阪・福岡 ※
※受験会場の詳細は受験票でお知らせします。
※会場ごとに定員に限りがあり、ご希望に添えない場合がございます。
受験料 1級:15,000円
受験資格 認知症ライフパートナー 2級 合格者
試験方式 前半:マークシート式試験 / 後半:記述式試験
合格基準 100点満点とし、70点以上をもって合格とします。
出題基準 「改訂版 認知症ライフパートナー検定試験 1級公式テキスト」に準拠しますが、テキスト外からも出題されます。

「認知症ライフパートナー」及び「認知症ライフパートナー検定試験」は、商標登録です




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